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梅々

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浮気者

今日は教習行ってバイト行きました。そしてこんな久々に入った日に限って忙しい。
でも明日は入らなくて良いことになったので日曜の発表の準備に費やしたいです。四時間教習あるけど。
義兄弟ネタを温めていますが原稿終わらないとかけない、と思っていましたが、この原稿終わったらスパークの原稿やり始めないといけないんじゃないかな????
スパークは遊郭ネタと座敷童ネタが書きかけであるので、その子たちにしたいなぁと淡い願望を抱いています。



不倫ネタ。






絡めた指先は、振り払おうと思えばいつでも振り払える。それはこの関係も等しく、終わろうと少し力をくわえればあっけなく終わる、脆い関係だ。
そうと知っていても縋ってしまう。これは弱いということなのだろうか。
「どうかしたか」
「いーえ別に」
ベッドサイドの椅子に腰掛け仕事の書類を読んでいた土方さんがちらりと俺をみた。眼鏡をかけた顔が見慣れなくてふと視線を伏せる。老眼じゃないの、なんて先ほどからかったけれどそうではなくただ視力が落ちただけなのだという。仕事のしすぎだと言えば、おまえが電気つけたままはイヤだと言うからだと返された。暗闇の中で注視すると視力が下がるのだと。かっとなった俺をあやすように指を繋いで、そのまま今に至る。
ふかふかのベッドは容易く眠りを誘って、せっかく土方さんの側にいるというのにうとうととし出す。そして取り留めのないことを思う。
たとえば俺が女だったら、とか。もっと早く生まれて出会っていたら、とか。
そしたら俺が、あんたと結婚できてたのだろうか。
俺の手を握る土方さんの指にはきらきらと眩しい指輪がある。土方さんの体温を受けて暖かいそれと土方さんの体温を受けて落ち着く俺と。
似たようなものであるはずなのにどうしてこんなにも違うのか。
「眠そうだな」
「アンタがほったらかしにするから」
余所事の所為で思わず口をついて出たことばに、ふぅんと低く笑って土方さんは書類をおいた。そして繋いだ手に力を入れて、おいでと、逆らえない声色でいう。
俺なんかつなぎ止めなくても他にもいっぱいいるだろうに。
「浮気者」
「否定できねぇな」
なんて悲しそうに笑うからなにもいえなくなる。

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祝☆映画化

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