梅々
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水底
- 2014/08/25 (Mon) |
- 土沖 小ネタ |
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公開ディベートなんとかなりました。おつおつ。
その後何故か家族で江ノ水行きました。妹の夏休み最後の日曜だったからかな。
ネコザメと海月とラブカが可愛かったです。
海月触ったらイカのお刺身のような触感でした。そしてネコザメざらざらしてた。でもざらざらしてない子もいてびっくりしました。
そしておみやげは何故かメンダコさんのキーホルダーですよ。何故。
日の光の届かない海の底、のんびりとたゆたうのは気持ちいいのだろうか。
「総悟」
ぼんやりと水槽を眺めていたら声をかけられた。聞きたくない声だ。携帯みたいに着信拒否できればいいのに。この人の声だけは聞きたくない。
でも一応上司で一応仕事中で、臓腑に海水がいっぱいに詰まったような重い心持ちで返事をする。
「なんですか」
「もう近藤さんたち先行ってんぞ。早く来い」
「気が向いたらいきやす」
将軍様の行楽につきあうのは嫌いではない。お陰で行ったことのないところへ行ける。見たことのないものが見られる。
でもいまは、ひたすら早く終わればいいと思う。土方さんの側にいたくない。
水槽の向こう、狭い中をぐるぐる泳ぐ名前も知らない魚を見ていれば近づいてくる足音。
振り返ると、すぐ側に青く照らされた土方さんがいる。
「避けんなよ」
青白く照らされた手が頬に触れようとする。
許すことはできない。だからはねのけて駆け出す。土方さんの側から逃げる。
姉上の愛した人。
俺は愛だの恋だの、知らずに死んでいきたかったのに。
その後何故か家族で江ノ水行きました。妹の夏休み最後の日曜だったからかな。
ネコザメと海月とラブカが可愛かったです。
海月触ったらイカのお刺身のような触感でした。そしてネコザメざらざらしてた。でもざらざらしてない子もいてびっくりしました。
そしておみやげは何故かメンダコさんのキーホルダーですよ。何故。
日の光の届かない海の底、のんびりとたゆたうのは気持ちいいのだろうか。
「総悟」
ぼんやりと水槽を眺めていたら声をかけられた。聞きたくない声だ。携帯みたいに着信拒否できればいいのに。この人の声だけは聞きたくない。
でも一応上司で一応仕事中で、臓腑に海水がいっぱいに詰まったような重い心持ちで返事をする。
「なんですか」
「もう近藤さんたち先行ってんぞ。早く来い」
「気が向いたらいきやす」
将軍様の行楽につきあうのは嫌いではない。お陰で行ったことのないところへ行ける。見たことのないものが見られる。
でもいまは、ひたすら早く終わればいいと思う。土方さんの側にいたくない。
水槽の向こう、狭い中をぐるぐる泳ぐ名前も知らない魚を見ていれば近づいてくる足音。
振り返ると、すぐ側に青く照らされた土方さんがいる。
「避けんなよ」
青白く照らされた手が頬に触れようとする。
許すことはできない。だからはねのけて駆け出す。土方さんの側から逃げる。
姉上の愛した人。
俺は愛だの恋だの、知らずに死んでいきたかったのに。
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