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梅々

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明日はバイトだ!

予定では明日600字書く→推敲、明後日清書→ポストへポン
で課題が終わります。明後日からりく書けたらな!という予定。
今日はましおのCALLINGの実況見ながらやったので効率悪かったです。怖いし、あれ!零より怖いのないと思ってたけど、主観はきついですね。



では土沖でこねた。暗めです。











 ガチャと音がした。
 瞬時に、逃げなきゃいけないと悟った。だからって玄関に行けば鉢合わせる。頼みの綱の旦那は、今日は飲みに行っていていない。ベランダへ出ようにもここは三階だ、飛び降りるのは難しい。
 だからといって、侵入者に抵抗しないなんてありえない。護身用、と旦那が枕元に用意しておいてくれたナイフを、布団の下握りしめた。
 ガチャ、今度は玄関ではなくこの部屋のドアが開いた。薄闇を纏った男が一歩足を踏み入れる。そしてパチ、と苦もなく電気をつけた。

「・・・起きてたか」

「何の用ですかィ、不法侵入でさァ」

「ふーん」

 酒の匂いを漂わせ、侵入者は俺の布団をずかずか踏み、しゃがみこんで俺と視線を合わせた。
 無事に終わったはずだった。勝手に捨てられて残った恋慕には丁寧に蓋をして、目を反らし、大丈夫と思えるようになったら向き合おうとしていたのだ。それまでは、旦那に世話になって。
 なのに、この男は。俺を捨てたくせにいけしゃあしゃあと体を求めてくる。前回は最後まで奪われたが、今回こそは、そんな暴虐許さない。

「貸せよ、体」

「彼女に頼めばいいじゃないですか」

「もう彼女じゃねぇ」

 酔って少し据わった目を向けたまま、左手を突き出してきた。見なくても分かる、その意味。だから瞼を閉じて、ナイフを握る手に力を込める。
 なんなんだ、この男は。
 飽きたいらねぇ、そう言って俺を捨て知らない女と籍を入れて。そして夜這いをかけてくる。
 俺もアンタには飽きたってのに。

「坂田とはもう寝たのか」

「アンタみたいな種馬と旦那を一緒にしないでくだせぇ。穴があったら挿れるようなアンタとは、違いまさ」

「・・・よく言うわ淫乱のくせして」

 今だ、とナイフで切りつけるが紙一重で避けられた。ハラハラ、切れた髪が落ちるより早く、ナイフは部屋の隅に投げられ両手を布団に縫い付けられる。
 耳朶を食まれるとばたつかせた足も動かなくなる。快感に体から力が抜けてしまう。
 何年この男に愛されただろうか。慣れた体は性感帯にふれられば呆気なく白旗を振る。行為自体は酷いものなのに、優しく胸をなぞられたら。
 期待に吐息が甘く染まる。

「や、だぁ・・・! たすけ、っだんなぁ!」

「アイツのことなんか呼んでんじゃねぇよ」

 ビリビリ、パジャマを破かれ胸部が外気に触れた。開発された胸の飾りが、赤く熟れる。
 それを見て嫌らしく笑う、この男は本当に俺が愛した土方さんなのだろうか。

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