梅々
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乳って言わせたかった
下ネタこねた!
「何してるんでィ」
「あー沖田。ちょうどよかった。こいこい」
広間の前を通りかかったら、原田と山崎と永倉に藤堂の四人が、むさ苦しく額を寄せ合っていた。暇だったら声をかければ、ちょいちょい、手招きされる。
どうせこの面子なら、猥談か女の話だ。めんどくさいし興味ないけれど、暇潰しにはなるかと輪に入る。
「なんでィ」
「今な、好みの胸のサイズの話ししててよ。沖田は?」
「俺? 調教すんなら、やっぱでか、」
「恋人でお願いします沖田さん」
「恋人なら、C?」
ぽん、と浮かんだままに言えば意外だと異口同音。別に大して乳に興味ねぇよ餓鬼でもあるまいし。言ったなら多分餓鬼だなと言われるだろうから言わずに眉を寄せて意思表示。
文句あんのか。
「Bかと思いました。あぁでも、沖田さんらしい?」
「やっぱ美乳だぜ、原田」
「おまえ、巨乳の良さ知らねぇからんなもんに満足できんだよ」
「そういうおまえな、選り好みすっからいけねぇんだよモテねぇくせに」
ワイワイ始まったのを聞き流しながら山崎の淹れた茶を飲む。外はほんわか春の陽気。こうも穏やかだと眠たくなる。
ギシギシ。縁側が軋み足音が近づいてきた。音の具合、それから速さ。
誰が来たか分かった俺は背後を振り返ることなく同じようにナンパする。
「土方さんの好みは?」
「あ?」
「色男の副長さんにも聞いとくかー!」
「予想ついてるけどな!」
「何がだよ? ってかおまえら暇だな。書類手伝え」
「土方さんはー、女の乳のサイズ何が好きですかィ?」
煩わしげな顔をしつつ足を止めた土方さんに問う。どうせこいつは乳好きだ。でかいほうが好みに決まってる。だから昨日もあんなにしつこく・・・じゃない、違う。
顎に手を添え考える。うーん、唸ってからこちらを向いた、土方さんはちらりと俺を見た。
「A」
「は」
「だから、A」
見事に四人が音を発して、それに土方さんはもう一度言った。A、と。
うそつけ、咄嗟に思って口が開いた。
「あんた、馴染みの清も美奈も和代も巨乳じゃねぇですかィ! 嘘つくんじゃねーや!」
「なんで知ってんだよ! ってかとっくに切れたっつうの!」
「副長そんな嘘つかなくてもモテモテじゃないですかー!」
「偽善者めっ!」
「嘘じゃねぇっての!」
「このロリコン種馬副長め!」
「総悟てめぇ!」
調子に乗って罵ったら青筋立てて胸ぐら掴まれた。そんなに怒るような言葉じゃないだろただの戯れ言でさァ。やれやれと言ったらキスの距離で睨まれた。
あらいやだ怖い。
「んじゃあ今の副長の恋人はどうなんですか?」
「あっ、それ聞きてぇかも」
「嘘じゃないか分かりそうだな」
ニヤニヤ、笑う原田と永倉をとりあえず殴りたい。
気まずいのは土方じゃない、俺だ。いやでも待てよ、恋人じゃない、俺は。
真顔に戻ったと思ったら、にやり、土方さんまでも笑った。
「すんげぇ貧乳」
「うっわ本当かよ!」
「マジマジ。でも、色と形がたまんねぇんだ。感度もいいしな」
「ノロケか・・・」
「あー貧乳もたまんねぇかも」
「いいもんだぜ? なぁ、総悟」
少し離れた土方さんが、それでも至近距離で俺に笑いかける。その笑い方は嫌いだ。夜を思い出させる。
俺の、ない胸をもんで、舐めて。乳首を指でこねくりまわしては舌で潰して、甘く噛む。
思い出して、思わず吐息が零れた。受け取ったのは土方さん、だけ。
「俺にんなこと、」
「沖田さんまだ子どもなんだから止めてやれよー」
「子ども? もうちゃーんと大人だよなァ?」
俺が、大人にしてやった。
そう目が猫みたくきらきらしていて。
思わず出した右ストレートは見事に決まった。
「何してるんでィ」
「あー沖田。ちょうどよかった。こいこい」
広間の前を通りかかったら、原田と山崎と永倉に藤堂の四人が、むさ苦しく額を寄せ合っていた。暇だったら声をかければ、ちょいちょい、手招きされる。
どうせこの面子なら、猥談か女の話だ。めんどくさいし興味ないけれど、暇潰しにはなるかと輪に入る。
「なんでィ」
「今な、好みの胸のサイズの話ししててよ。沖田は?」
「俺? 調教すんなら、やっぱでか、」
「恋人でお願いします沖田さん」
「恋人なら、C?」
ぽん、と浮かんだままに言えば意外だと異口同音。別に大して乳に興味ねぇよ餓鬼でもあるまいし。言ったなら多分餓鬼だなと言われるだろうから言わずに眉を寄せて意思表示。
文句あんのか。
「Bかと思いました。あぁでも、沖田さんらしい?」
「やっぱ美乳だぜ、原田」
「おまえ、巨乳の良さ知らねぇからんなもんに満足できんだよ」
「そういうおまえな、選り好みすっからいけねぇんだよモテねぇくせに」
ワイワイ始まったのを聞き流しながら山崎の淹れた茶を飲む。外はほんわか春の陽気。こうも穏やかだと眠たくなる。
ギシギシ。縁側が軋み足音が近づいてきた。音の具合、それから速さ。
誰が来たか分かった俺は背後を振り返ることなく同じようにナンパする。
「土方さんの好みは?」
「あ?」
「色男の副長さんにも聞いとくかー!」
「予想ついてるけどな!」
「何がだよ? ってかおまえら暇だな。書類手伝え」
「土方さんはー、女の乳のサイズ何が好きですかィ?」
煩わしげな顔をしつつ足を止めた土方さんに問う。どうせこいつは乳好きだ。でかいほうが好みに決まってる。だから昨日もあんなにしつこく・・・じゃない、違う。
顎に手を添え考える。うーん、唸ってからこちらを向いた、土方さんはちらりと俺を見た。
「A」
「は」
「だから、A」
見事に四人が音を発して、それに土方さんはもう一度言った。A、と。
うそつけ、咄嗟に思って口が開いた。
「あんた、馴染みの清も美奈も和代も巨乳じゃねぇですかィ! 嘘つくんじゃねーや!」
「なんで知ってんだよ! ってかとっくに切れたっつうの!」
「副長そんな嘘つかなくてもモテモテじゃないですかー!」
「偽善者めっ!」
「嘘じゃねぇっての!」
「このロリコン種馬副長め!」
「総悟てめぇ!」
調子に乗って罵ったら青筋立てて胸ぐら掴まれた。そんなに怒るような言葉じゃないだろただの戯れ言でさァ。やれやれと言ったらキスの距離で睨まれた。
あらいやだ怖い。
「んじゃあ今の副長の恋人はどうなんですか?」
「あっ、それ聞きてぇかも」
「嘘じゃないか分かりそうだな」
ニヤニヤ、笑う原田と永倉をとりあえず殴りたい。
気まずいのは土方じゃない、俺だ。いやでも待てよ、恋人じゃない、俺は。
真顔に戻ったと思ったら、にやり、土方さんまでも笑った。
「すんげぇ貧乳」
「うっわ本当かよ!」
「マジマジ。でも、色と形がたまんねぇんだ。感度もいいしな」
「ノロケか・・・」
「あー貧乳もたまんねぇかも」
「いいもんだぜ? なぁ、総悟」
少し離れた土方さんが、それでも至近距離で俺に笑いかける。その笑い方は嫌いだ。夜を思い出させる。
俺の、ない胸をもんで、舐めて。乳首を指でこねくりまわしては舌で潰して、甘く噛む。
思い出して、思わず吐息が零れた。受け取ったのは土方さん、だけ。
「俺にんなこと、」
「沖田さんまだ子どもなんだから止めてやれよー」
「子ども? もうちゃーんと大人だよなァ?」
俺が、大人にしてやった。
そう目が猫みたくきらきらしていて。
思わず出した右ストレートは見事に決まった。
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