梅々
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ぎりのおとうと
- 2014/10/28 (Tue) |
- 土沖 小ネタ |
- CM(0) |
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初バイト行ってきました!研修のビデオ見てほぼ終わりましたが、ちゃんと覚えられるか不安。がんばります。
それでは、義兄弟の続き小ネタ。短いです。
目が覚めた途端からあまりにも体がだるくて、昨日のあれは夢ではないのだと、現実を突きつけられた。
夢のようでそうではない昨夜、色んな体液にまみれた体は綺麗に拭かれ、パジャマを着ている。おれがやったんじゃない、……土方さんがやってくれたんだ。
窓から射し込む光が余りにも眩しくて、時間が気になって携帯に手を伸ばす、つきんと尻が痛んで危うく悲鳴を上げるところだった。表面はどんなに繕われていてもなかったことにはならない。体の痛さやだるさがあり、そして普段以上に頭が働かず火照っているのでたぶん熱もある。
今日は月曜だけど、遅刻すら厳しいなとやっとのことで携帯を掴んだ。
画面をつけると、ラインの通知がついていた。
それがクラスメイトの山崎が俺の体調をいたわるもので、ちゃんと読むと、同じくクラスメイトの志村からも同じようなものが入っていた。なんで知ってるんだ?と思ったままに問えば、ちょうど休み時間なのかすぐに入った返事によると、わざわざ体調不良で休むと連絡が入っていたらしい。
これも、土方さんがやってくれたようだ。
昨日。
ひさびさに土方さんと会話したと思ったら何故か押し倒されてそのまま、襲われた。最初は呆然としたけど何がなんだかわからなくてとにかくいやで暴れると頬を張られた。そんなことされたことなかったショックでまた呆然と脱力した俺の体を、拓いて、中に侵入してきた。
犯された。土方さんに、義理の兄に。
どうしてあんなことになったんだ。
嫌われてるのは知ってた、だから家族だと思ってると言われただけで十分だった、うれしかった。
けれどあれは嘘なのだろう。
『嫌なら出てけ。金は出す』
布団越しに聞いた声は無機質だった。嫌いとか憎いとか、そういった感情すら滲んでいなかった。
あのときは、その言葉は嘘なのだと思った。土方さんは俺を出て行かせたくてこんなことをしたんだと、嫌いだからしたんだと、思ってはいたのに。だからいやだと言ったら、また。
意識を失ったのはいつだろう。空も白むころだった。
追い出したいのだろう、なのに、土方さんは俺の体を綺麗にして、その上学校に連絡を入れてくれた。責任を感じてるのだろうか。自分がしたことの始末をしただけなのだろうか。何を考えてるのかわからない。
「……土方さん」
試しに出してみた声はがらがらだった。
昨日は意固地になったけれど、俺は、出て行った方がいいのかもしれないと少し、思った。
それでは、義兄弟の続き小ネタ。短いです。
目が覚めた途端からあまりにも体がだるくて、昨日のあれは夢ではないのだと、現実を突きつけられた。
夢のようでそうではない昨夜、色んな体液にまみれた体は綺麗に拭かれ、パジャマを着ている。おれがやったんじゃない、……土方さんがやってくれたんだ。
窓から射し込む光が余りにも眩しくて、時間が気になって携帯に手を伸ばす、つきんと尻が痛んで危うく悲鳴を上げるところだった。表面はどんなに繕われていてもなかったことにはならない。体の痛さやだるさがあり、そして普段以上に頭が働かず火照っているのでたぶん熱もある。
今日は月曜だけど、遅刻すら厳しいなとやっとのことで携帯を掴んだ。
画面をつけると、ラインの通知がついていた。
それがクラスメイトの山崎が俺の体調をいたわるもので、ちゃんと読むと、同じくクラスメイトの志村からも同じようなものが入っていた。なんで知ってるんだ?と思ったままに問えば、ちょうど休み時間なのかすぐに入った返事によると、わざわざ体調不良で休むと連絡が入っていたらしい。
これも、土方さんがやってくれたようだ。
昨日。
ひさびさに土方さんと会話したと思ったら何故か押し倒されてそのまま、襲われた。最初は呆然としたけど何がなんだかわからなくてとにかくいやで暴れると頬を張られた。そんなことされたことなかったショックでまた呆然と脱力した俺の体を、拓いて、中に侵入してきた。
犯された。土方さんに、義理の兄に。
どうしてあんなことになったんだ。
嫌われてるのは知ってた、だから家族だと思ってると言われただけで十分だった、うれしかった。
けれどあれは嘘なのだろう。
『嫌なら出てけ。金は出す』
布団越しに聞いた声は無機質だった。嫌いとか憎いとか、そういった感情すら滲んでいなかった。
あのときは、その言葉は嘘なのだと思った。土方さんは俺を出て行かせたくてこんなことをしたんだと、嫌いだからしたんだと、思ってはいたのに。だからいやだと言ったら、また。
意識を失ったのはいつだろう。空も白むころだった。
追い出したいのだろう、なのに、土方さんは俺の体を綺麗にして、その上学校に連絡を入れてくれた。責任を感じてるのだろうか。自分がしたことの始末をしただけなのだろうか。何を考えてるのかわからない。
「……土方さん」
試しに出してみた声はがらがらだった。
昨日は意固地になったけれど、俺は、出て行った方がいいのかもしれないと少し、思った。
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