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梅々

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きづかないふり

拍手ありがとうございます!
飲み会はノンアルで通し、朝三時間ほど寝ただけですが何とか持ちました!
猛烈に眠いのでもう寝ます。




土沖小ネタ。







総悟は勘違いをしている。
ただ、そのおかげで俺は、仮初めでも手に入れられた。
「んー。今日寒いですねェ」
「だな。毛布出すか」
近藤さんがいない夜、総悟は俺の部屋へ来る。
ただ寂しさを紛らわせるため。

『ねぇ。寂しいもん同士、慰め合いやせんか?』

いつだか、三人で飲みに行くはずが急遽近藤さんがストーキングに行ってしまい二人きりで飲みに行ったときのこと。個室に通されて、あらかた飲んで食った後。草履を脱いで椅子の上で体操座りをした総悟が、おしぼりを手でいじりながらそんなことを言った。
総悟は、昔から勘違いをしている。
俺も総悟と同じく、近藤さんを想っていると。
けれどその勘違いのおかげで、邪な思いが遂げられるのなら。
そうして、この温もりを手にした。
「ほらよ」
押し入れから出した毛布を布団にいる総悟に投げる。それを総悟はもたもたと広げてぞんざいに自分にかけた。それじゃ意味ねぇだろとかけ直してから布団に入れば、自然と総悟がすり寄ってくる。
愛しさを感じつつ、抱きしめて頭を撫でてやる。
きっと。総悟が俺を好いていて、慰め合うためではなく普通に付き合っていたら、総悟はこんなふうに甘えてすり寄ってくることはないだろう。
俺は、慰めてやれているのだろうか。
望んでいるものを与えられていればいいのだけれど。
「おやすみ」
「おやすみなせぇ」
これは俺の望む形ではないが、こうして手に入れられただけで十分だと、自分に言い聞かせる。

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