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梅々

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素敵すぎるプレゼント* ´`*

伍萬打記念に友人に書いていただいた米英です\(^o^)/


三ツ堺亜綾様ありがとう!!





では↓
















昼前、ベッドから這いだした彼がリビングに入ると、テーブルにラップがかかった皿があった。

「…ん?何だコレ」

『結構上手くできたからやる。いっぱい作ったし』

添えられた名もないメモ。
しかし彼にはすぐに、それが自分の養い兄によるものだと分かった。

「…スコーンなんて、君しか作らないだろう?アーサー」

ラップをはがし、すっかり冷たくなったスコーンを一口かじる。

「……ははっ」

彼─アルフレッドは、起きた格好のまま、皿を持って家を出た。



ベルが鳴って、ドアを開けると、見慣れた眼鏡の顔があった。

「…珍しいじゃねぇか」

てっきり、フランシスとかだと思った、とつぶやきながら、さらに扉を開けてアルフレッドを迎え入れる。

「君に会いたくなってね。ホラ、これ君だろ?」

アルは皿に乗ったスコーンをアーサーに見せた。

「…あーそれか。別に、お前にやりたくて作ったわけじゃねぇぞ。気分で作ったら余っただけなんだからな。…美味かっただろ?」
「まずかったよ」
「は!?なんだよそれ!」
「っていうか、君もこのまずさを実感するといいんだよ」

と、何の前触れもなく、アルは玄関の壁にアーサーを押しつけ、その口にちぎったスコーンを押し込んだ。うぐ、とアーサーが驚きの声を上げる。
スコーンがアーサーの口に収まったのを見て、アルはやっと手を離した。
アーサーはしばらくもごもごしていたが、やっと飲み込んで声を上げた。

「っばか!!何すんだよ!」
「どうだい?自分で作ったスコーンの味は」
「…美味いじゃねぇか」
「…ホント味覚音痴だよね君」
「お前にだけは言われたくねぇ」
「あんまりだから文句言いに来たってわけ」
「…そんなこと言っても、結局は食ってくれるよな」
「君が出してくれるんなら楽だからさ」

あ、玄関で話すのも何だしさ、と、アルはごく自然にアーサーの家に上がり始めた。

「せっかくだから二人で食べようと思うんだ。ジャムでもないかい?そうすれば少しはマシになると思うんだけど」
「勝手知ってるからって…。紅茶、煎れるぞ」
「僕コーヒー派なんだけどなぁ」
「文句言うな。俺んちには紅茶しかねーよ」







嫌い、だけど好きな味

(好き、だけど嫌いな君)




***
これ米英…?まいいや←
エセ具合がハンパないですがこれは米英と言い張ります。
特に英。ツンデレ出し切れなかったせいですごく偽物に見える←

無理矢理食わすとか初めてのシチュでした。
この後何だかんだで一緒に食べてその後はご想像に以下略。←

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