梅々
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産み出でるものと朽逝くもの
ねえ 僕は終わりなど望んではいない
なのに何故 終わりは訪れる?
生をうけたその瞬間から罪を背負い 死に逝くのが罰なのか
いつ訪れるか分からぬ恐怖にただただ 精神を犯されて
断ち切れるのは当然なんて言える程 弱いわけじゃない
いつかは壊れるのなら一層 このまま―――・・・
大好きだった祖母の家の柴犬が死にました。そのことを考えると果てしなく堕ちそうなので明るく楽しいことを考えよう。
それでは、小ネタにしようとしたらなぜか百人一首にまでなったヘタリアの米英。キャラ崩れまくりですからご注意を。
なのに何故 終わりは訪れる?
生をうけたその瞬間から罪を背負い 死に逝くのが罰なのか
いつ訪れるか分からぬ恐怖にただただ 精神を犯されて
断ち切れるのは当然なんて言える程 弱いわけじゃない
いつかは壊れるのなら一層 このまま―――・・・
大好きだった祖母の家の柴犬が死にました。そのことを考えると果てしなく堕ちそうなので明るく楽しいことを考えよう。
それでは、小ネタにしようとしたらなぜか百人一首にまでなったヘタリアの米英。キャラ崩れまくりですからご注意を。
「アメリカ、知ってるか?」
「え? 何を?」
膝の上にアメリカを座らせるが重たくはない。子どもらしく丸っこい彼は顔ごとイギリスを見上げ、無邪気に首を傾げる。
そんな姿にまた癒されつつイギリスは口を開く。
「水道の中には妖精がいて、俺らが蛇口を回すとそいつが仲間のとこまで走って、そんで一緒に水を出すんだ」
「妖精ってどんなの? ヒト?」
「・・・ヒトに羽を生やした感じか? 天使みたいなもんだ」
「へ~。天使って黄色い髪で裸で白い羽あるやつだよな」
「そうそう」
淀みのない子どもらしい瞳をキラッキラに輝かせアメリカは水道へと走り、蛇口を捻った。
(この中に妖精が・・・)
フェアリー症候群
「イギリスー」
「見てわかるだろ。いま仕事中。ほらあっち行った!」
書類に羽ペンを走らせたまましっしと追い払う仕草をされアメリカは半分しょんぼりと、半分ムッとしつつイギリスに煎れてもらった紅茶を飲む。
やはり、紅茶は誰が煎れたものよりも美味い。
それ以外料理の取り柄はないが。
「水道の中の妖精がイギリスに力を与えるのかな・・・」
「失礼だな、これは俺の腕。ウルサイアメリカさっさと帰れ。邪魔」
ぶーぶー言いながらインク壺の蓋を投げてきたイギリスは、口ではああ言いつつも構ってくれる気になったらしい。
言葉と態度が本当に噛み合わない。ツンデレもいい加減にしてほしいね。
「誰よりもエロいイギリス」
「・・・っ!! 違ェよっ!! ギリシャのほうがっ」
「じゃあ、変態?」
「・・・それはフランシスの方が・・・」
なんで、フランスだけは名前なの?
一緒に居た時間は確かに短いし年下だけど、誰よりも側にいるじゃないか。
なのに何故、名前で呼ぼうとしてくんないの、アーサー。
「誰よりも世界のヒーローに愛されてるアーサー」
「っ!? いきなりなに言い出してんだばかっ!」
滅多に呼ばれぬ名前を呼ばれ真っ赤な顔して怒鳴る彼に微笑を向けると、さらに真っ赤な顔してイギリスは立ち上がり、アメリカにソファのクッションを手当たり次第投げつける。
頭にきてるようだけど未だ理性は残っているようだ。前はインク壺や羽ペン、できたての書類まで丸めて投げられたけど。
「イギリス」
「うっさいばかぁ!! も、帰れぇ~っ!!」
どちらが年上かなどわからぬ程暴走しているイギリスの腕を握り、引き寄せる。
軽く抱き寄せ、膝の上に乗せるとシャンプーのいい匂いがして、子どもの頃からかぎ慣れたその芳香りに心が安らぐ。
耳元に唇をあてそっと囁く。
「I love you...my lover」
「・・・・・・・・・そーゆークサイ科白、教えた覚えないけどな」
「自然と覚えるものなんだよ。・・・君が相手をしてくれない間にね」
「じゃあ相手したらこれ以上言わないんだな?」
「それとこれとは話が違う。・・・側にいてもいなくてもイギリスのことだけ考えてるから」
心臓が壊れそうだ、そう呟いた愛しい人を強く抱き締め直した。
#78
淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に
幾夜ねざめぬ 須磨の関守
「え? 何を?」
膝の上にアメリカを座らせるが重たくはない。子どもらしく丸っこい彼は顔ごとイギリスを見上げ、無邪気に首を傾げる。
そんな姿にまた癒されつつイギリスは口を開く。
「水道の中には妖精がいて、俺らが蛇口を回すとそいつが仲間のとこまで走って、そんで一緒に水を出すんだ」
「妖精ってどんなの? ヒト?」
「・・・ヒトに羽を生やした感じか? 天使みたいなもんだ」
「へ~。天使って黄色い髪で裸で白い羽あるやつだよな」
「そうそう」
淀みのない子どもらしい瞳をキラッキラに輝かせアメリカは水道へと走り、蛇口を捻った。
(この中に妖精が・・・)
フェアリー症候群
「イギリスー」
「見てわかるだろ。いま仕事中。ほらあっち行った!」
書類に羽ペンを走らせたまましっしと追い払う仕草をされアメリカは半分しょんぼりと、半分ムッとしつつイギリスに煎れてもらった紅茶を飲む。
やはり、紅茶は誰が煎れたものよりも美味い。
それ以外料理の取り柄はないが。
「水道の中の妖精がイギリスに力を与えるのかな・・・」
「失礼だな、これは俺の腕。ウルサイアメリカさっさと帰れ。邪魔」
ぶーぶー言いながらインク壺の蓋を投げてきたイギリスは、口ではああ言いつつも構ってくれる気になったらしい。
言葉と態度が本当に噛み合わない。ツンデレもいい加減にしてほしいね。
「誰よりもエロいイギリス」
「・・・っ!! 違ェよっ!! ギリシャのほうがっ」
「じゃあ、変態?」
「・・・それはフランシスの方が・・・」
なんで、フランスだけは名前なの?
一緒に居た時間は確かに短いし年下だけど、誰よりも側にいるじゃないか。
なのに何故、名前で呼ぼうとしてくんないの、アーサー。
「誰よりも世界のヒーローに愛されてるアーサー」
「っ!? いきなりなに言い出してんだばかっ!」
滅多に呼ばれぬ名前を呼ばれ真っ赤な顔して怒鳴る彼に微笑を向けると、さらに真っ赤な顔してイギリスは立ち上がり、アメリカにソファのクッションを手当たり次第投げつける。
頭にきてるようだけど未だ理性は残っているようだ。前はインク壺や羽ペン、できたての書類まで丸めて投げられたけど。
「イギリス」
「うっさいばかぁ!! も、帰れぇ~っ!!」
どちらが年上かなどわからぬ程暴走しているイギリスの腕を握り、引き寄せる。
軽く抱き寄せ、膝の上に乗せるとシャンプーのいい匂いがして、子どもの頃からかぎ慣れたその芳香りに心が安らぐ。
耳元に唇をあてそっと囁く。
「I love you...my lover」
「・・・・・・・・・そーゆークサイ科白、教えた覚えないけどな」
「自然と覚えるものなんだよ。・・・君が相手をしてくれない間にね」
「じゃあ相手したらこれ以上言わないんだな?」
「それとこれとは話が違う。・・・側にいてもいなくてもイギリスのことだけ考えてるから」
心臓が壊れそうだ、そう呟いた愛しい人を強く抱き締め直した。
#78
淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に
幾夜ねざめぬ 須磨の関守
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