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梅々

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クッキー食べたい

こんにちわ~。明日はちょっとしたイベントがあります。。頑張ろう・・・。
それでは、初の銀新。












そこは僕と銀さんが初めて会ったファミレスで、僕らは何故かお茶をしてる。銀さんの前にはパフェが二つ、僕の前にもパフェが一つ置いてある。

「銀さんっ!」

「んあ?」

パフェを食べようとしたところを邪魔され、とても不機嫌そうな顔をしたけど、そんなの関係ない。

「前回の仕事はいつでしたっけ?」

パフェを吟味してから、銀時は答えた。

「たしか・・・一週間前?」

「依頼内容はなんでした?」

「恒例の猫捜し」

「そのときお金もらいました?」

「・・お情け程度に」

だんだん、銀時の声が小さくなっていってるのがわかる。でも、これははっきりさせとかないといけない。

「お金、あるんですか?」

・・・ない。

訳じゃあないけど。デートに誘ったんだし?パフェ代ぐらいはある。

なのに、つれないなァ。ホント。デートに誘われた自覚ある?これ、デートなんだよ?デート中に金の心配するって・・・結婚九年目の夫婦ですか?愛が冷めきった二人ですか?

「ぎ・・・銀さん?」

「ん~?」

大好きなパフェを食べずに穿っている銀時に新八は不安そうに声をかけた。自分が何かしたのでは?と思い。

「あ、あの・・・ごめんなさい!」

「へ?」

不意打ち、と言ってもいい程突然謝られ、何かされたっけな?と必死に銀時は考えた。

「なんか・・・銀さんが折角誘ってくれたのに・・・」

あ、そのことか。まぁたしかに金の事心配された、ってのは普段の俺みてりゃしょうがないからいいけどさ。

「別にその事は関係ねぇよ。俺ってそんなに腑甲斐ねぇかな~って思ってただけだし?デートに誘ったのに・・・」

「で、デートォォ!?」

バン、とテーブルを叩き立ち上がった。デートだ、なんてきいてない。「パフェ食いに行くかァ」って言われただけ。

「ま、まぁ座れよ、新八」

ハッとして辺りを見回したら、なんだ?と視線が集まっていた。物凄く恥ずかしい。・・銀さんの所為だ。

「す、座りますけど・・」

新八は慌てて座り、真向いで零れたパフェを掬っている銀時に視線を向けた。

「・・・で・・デートだなんて・・」

「・・・アレ?言わなかったっけ?」

銀時はパフェから顔をあげ、おどけた表情をした。

「言ってないですよっ!言ってくれれば・・!」

「言って、くれれば?」

茶化すように返すと、新八は真っ赤な顔をして、俯いた。

可愛いなァ、と頬杖をつき見てると、キッと真っ赤な顔のまま睨み上げてきた。

あ、やっぱかわいい。たまんねぇなァ・・。

「ごめん、ちょっと出よう」

「へ・・?」

バッと新八の手首を掴み、ささっと勘定を払い外にでた。

「ちょっ・・なんなんですか!?」

「ごめん・・可愛過ぎ・・・」

「なっ・・・どうせ銀さんは皆に言ってんでしょう!?そんな言葉っ!」

嫉妬を妬いているのか、真っ赤な顔をして膨れる。純粋で、やっぱ可愛い。これ見て堪えろ、ってほうがムリじゃねぇ?

「言ってねぇよ。お前だけですって」

「嘘だ・・・。好きでもない人にだって言えるんでしょ?」

「言えないから」

デートにだって好きな人以外は絶対誘えないし。どこかの鬼の副長さんでもあるまいし。俺は本命以外には絶対そんな態度とれない。

「でも・・・」

そういえば、まだ好き、て言ってない。そりゃあ不安になるわな。・・・って付き合ってる訳じゃねぇのに不安にはなんないのか?って恋愛に不安は付き物だし。

「新八・・・一応言っとくけど、からかってる訳じゃねぇからな」

「え・・・?」

照れたように頭を掻く銀時を、新八はさらに赤い顔をして見つめた。

「・・ちゃんと言葉で言ってくださいよ」

「そのうち、な」

「それより前に万事屋辞めますよ?」

「・・ずっと俺の傍にいてくだサイ」

「僕の顔見て、言ってください」

「は?ムリムリムリ」

振り返り、本当に無理そうな顔で銀時は言う。だけど、それくらいはしてもらわなきゃ。

――――僕だけ恥ずかしい思いしてるみたいだ。

「じゃあ、明日辞めますから」

「わかった!言います!だからせめて家着いてから、ね!」

顔の前で手をあわせる銀時の後ろには、見慣れた万事屋銀ちゃんの文字が。

「ってもう家です」

「アレ?嘘?おっかしいなァ~」

そうこうしてるうちに、階段をのぼり、玄関に着いてしまった。ガラガラ、と鍵をかけ忘れた戸を開け、腹を括る。

戸を閉め、こちらを向いた新八を抱き締めた。

「・・出来る限りずっと、ここにいてください」

口調が半ば懇願になってるのが面白い。

「・・・はい。銀さん」

銀時は新八の頬を優しく撫で、上をむかせた。

そして、唇をあわせようとしたそのとき―――――

「ただいまヨー・・・邪魔しちゃったネ、銀ちゃん」

新八に突き飛ばされ、壁にぶつかった銀時に神楽はニヤニヤしながら言った。

「・・・ホントだよ」

新八は微かに触れ合った唇を指でなぞり、小さく呟いた。

「・・・神楽ちゃんの馬鹿・・」




銀新は読み専門かな? うまく書けません。

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