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梅々

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ずっとずっといつまでも

アンドロイドネタが冒頭だけ書いて放置という事態に八月末からなっていますが、援交ネタも書きたければ百人一首強化もしたい。

というか壱万打記念。パソコン開いたら悩もう。明後日あたりから悩もう。

コピー本、漸く下書き入ってます。目標は今月中に作る。
表紙どうしよう。白黒なのは分かりきってるけれど。





それでは沖土連載! 危ないです。というか話し進まないね。
















あまりの熱さに全て忘れてしまいそう。
でも。ただ、一つ。いますぐ口に出して言いたい。

“愛してる”





Diletto 第十五話





隅から隅まで食べ歩いて遊びまくって、家に着いたら九時を少し過ぎたくらいだった。
辺りは既に暗い。部屋の灯り、テレビをつけると土曜ワイド劇場で最初の殺人が行われていた。別に、興味はないけれど。
手洗いうがいをしに洗面所へ行くと総悟が顔を拭いているところだった。律儀に子どもの頃の教えを守る男二人の同棲はシュールだ、思いながらやるべきことをやり終え顔を上げると、鏡に総悟が写っていた。大学を出る前に自分の服に着替えていたので今はおかしな格好ではない、見覚えのある長Tとジーパンを身に付けている。

「どした?」

「・・・ただ待ってるだけでさァ」

言うと同時に、総悟は俺の手を取りリビング・・・ではなく寝室へ連行する。
掛け布団はきちんと畳んだが、乱れたままのシーツに昨夜の行為を図らずとも思いだしてしまい、いたたまれなくなる。
腕を掴んでいた手が離れたかと思えば、隙をついて押し倒され、口付けられる。
昼間のキスを思い出して、煽られる。

「っん! ふっ・・・ぅん・・・・・・」

「・・・続きしていいですよねィ? 答えはきいてやせんけど」

「・・・じゃあ聞くな。ってか、教えてくれんじゃねぇのかよ?」

手を持ち上げて頬を撫でると少し目を丸めて、その手を総悟は優しくくるむ。
覚えていたのかとでもいいそうな視線を向け、思案するような沈黙。
隣の部屋の明かりを受けて、赤い瞳が煌めく。硝子玉を填めこんだような淀みのなさ。
どれだけ傍にいても何を考えているのか、さっぱりだ。

「ていうか野暮じゃね? 土方さん、KYな言動は慎んでくだせぇよ。ほんっと、空気読みやせんよね」

「お前が終わったら、みたいなこと言ったんじゃねぇか」

「そりゃあ、言いやしたよ。でも、今は話す気分じゃねぇんでさ。アンタは、したくねぇの? 昼間あんなだったのに」

俺の手を離し、総悟は同じように俺の頬に触れた。頬を撫でていた指をそのまま下に這わされ、首筋をそっと辿る感覚に肌が粟立った。
したくないわけが、ない。
昼間からずっと、萎えることなくくすぶっていたのだから。でも、聞きたいという気持ちの方も同じくらいあって。
どうしようもない、そういうと総悟はそれなら、と俺の首に痕をつけて、言った。

「シながら話せばいいんでさァ」

「待て待て待て。そんなの・・・、ッ」

耳裏を擽るように舐められて、声が漏れそうになる。するとそれを笑うように、総悟は服の上から横腹、そして胸を撫でてきた。
それだけで、体が熱る。
慣らされた、なんて被害者気取りの事はもう言えない。喜々として、体が総悟を受け入れるようになってしまったのだ。
離れようがない程に。

「ッハ・・・焦らすな、っぁ・・・」

「・・・それなら、話は明日になってもいいんですね?」

「焦らさなきゃな」

そう言ったからなのかは分からないが、総悟はいつもよりは優しく、俺の体に触れた。
胸を愛撫する舌が与えるのは快楽と羞恥だけで、其処以外の刺激が欲しいと、体が疼き出すとめざとくそれに総悟は気付いて、下肢の衣服を脱がし、口に蜜を垂らすモノを含んだ。

「ッ、止め・・・ろ、総悟ッ・・・ぁ、っん」

「何でですかィ?」

一旦口から離したが、話す度に吐息がかかりゾクゾクと腰が震える。口淫が与える快楽は手淫よりも容赦がない。総悟にされると呆気なく精を放ってしまうし、何より、舐められると胸を弄ばれるよりも羞恥を感じる。
総悟が吼えている、そんな淫らな光景を見ただけでこの体は易々と陥落する。

「大丈夫でさァ、優しくしやすから」

チュゥ、と先端を吸われ腰が跳ねる。せめて、と顔を両手で覆い隠し唇を噛むとそんな抵抗止めろと言わんばかりにより強く吸われ、舐め回された。
何度も何度も、目の前が真っ白く弾けて、無意識に涙が生まれる。
前への愛撫を止めずに、総悟は後ろの窪みに触れ、そっと指で入り口を揉む。
案外スムーズに入って来たそれは、潤滑油の代わりに俺の先走りで濡れているのだと気付いて、腰がビクン、と一際大きく跳ねた。

「アっん・・・そ、ご・・・も、イくッ・・・・・・あぁっ!!」

熱く、どこまでも優しく絶頂を促す舌先の動きに翻弄されて、精を放ってしまう。それを、総悟が喉を鳴らして飲むものだから。
愛されている、と再自覚して体の芯から痺れる。男が欲しいと、体が制御出来ない程疼く。

「もー挿れてぇんですけどねィ・・・」

「じゃあさっさと手ェ動かせ」

余裕無さげな呟きが愛しくて、思わず絆されそうになったけれど後々痛いのは自分だ、浅はかなことは言えない。
指を二本挿れられ、何度もイイところを擦られる。ぐじゅり、と熟れきった、内部の音に総悟は微笑を浮かべ、指を引き抜いた。
挿れやすぜ、掠れ気味な声に心臓が鷲掴みにされて、総悟の背に腕を回す。ググ、と肉をかきわけ入ってくる感覚は苦しいが、快楽がそれを凌駕して段々と苦痛は薄れてゆく。

「そう、ごッ・・・ァ、ぅん・・・・・・」

「んっ・・・土方さん・・・、愛してまさァ・・・ッ」

「っぉれも、ヒァっ・・・ん、あいしてるッ・・・」

「っ・・・!!」

驚いた表情が、質量を増したモノが愛しくて、口付ければクチュと舌を絡ませてくる。
幸せだと、心の底からそう思った。

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